このレビューはネタバレを含みます
内容がヘビーで観てからもずーんとしてしまう作品だった
ニコラスが抱えていた、誰になんと言って良いか分からない漠然とした不安はなんだかわかる。
自身の父親を反面教師に良い父であろうとしたピーターとニコラスの想いがずっと僅かにズレていて、もどかしさや先行きの怪しさが続く。
ピーターが、どうにかこうにか
ニコラスを”まとも”にさせようとしている様子が反面教師のばずだった父親と重なり不幸だし、
結局退院させてしまって、そのあと銃がある洗面所に向かうニコラスに微笑んでる場合じゃない!と叫びたくなる。
最後の回想シーンもホッとさせてからの急降下で後悔がのしかかる。