妻と離婚し新しい妻に幼い子供をもうけ幸せに暮らしている有能な弁護士。
彼の基に別れた妻と暮らしていた息子が訪ねてきて母親と織が合わないので父親と暮らしたいと申し出る。
新しい妻と成長した息子を交えての暮らしが始まるが・・・・・
家庭においては父親、母親、子供とそれぞれの立場や人格が有る。
その人格を一人の“人間”として築き上げる、或いは尊重し認め合う難しさを説いている。
親としては自らが築き上げてきた人格をわが子にも周到してほしい・・・・
子供としては自らの新しい人生を模索して切り拓く望みを抱くであろう・・・
そんな想いの交錯を描いた“家族”の物語。