ブタブタ

劇場版 RE:cycle of the PENGUINDRUM [後編] 僕は君を愛してるのブタブタのレビュー・感想・評価

2.0
うーんどうなんだろ…
見てる間中全く面白くなかった。
だってあの兄妹がひたすら酷い目に合い可哀想な目に合い、なにゆえそうなったのかを「回想」含め懇切丁寧に説明されるだけがほぼ全ての内容だし。
いちいち「回想」が入るからそこで見てるこっちの意識がブツンとなるんだよね。
前編ではそこ含めて楽しかったのに。
前編は『マルホランド・ドライブ』だったけど、矢張りこういう作品て謎を散りばめたり風呂敷広げたりしてる時が楽しいのであって答えや風呂敷畳む必要はないのかも。
浦沢直樹先生も投げっぱなし批判に対して「面白けりゃいーんだ!」て言ってたし。
デヴィッド・リンチが凄いのは謎の答えや風呂敷畳んだりを一切しなくても「そういうもの」で皆納得しちゃうところ。
ゆえに『ピングドラム』も2時間20分かけて「解答」をやられても全然楽しくなかったな~と言うのが正直なところ。
ずっとダウナーな内容の話し見せられ続けて最後の最後に荻野目桃果のプリンセス・オブ・クリスタルver.が出て来て「きっと何者かになれるお前たちに告げる」がもっとそこに行く過程で盛り上がりなり何なりあると思ってたのであれだけってのも少し拍子抜け。
楽しみにしてたからこそ残念。
「僕の存在証明」のオープニング及びエンディングの「少年よ我に帰れ」は最高だった。
ブタブタ

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