ろ

流浪の月のろのレビュー・感想・評価

流浪の月(2022年製作の映画)
4.4
切ない…
#流浪の月愛より切ない

試写会の機会をありがとうございました。
実際に出演してる方のお話を聞いてからその場で映画を観たのは初めてでかなり面白い見方が出来ました。

李相日監督、広瀬すずちゃん、松坂桃李さん、横浜流星くん、多部未華子さん

けらけらころころと笑っていたすずちゃん。
面白いノリを披露してくれた李相日監督。
とても面白いトークショーでした。

生真面目で漢気のある流星くんは役作りのため「甘えるってことをしてみなさい」と監督からの指示ですずちゃんに膝枕をしてみてもらえと控え室で30分間2人きりで過ごしたという裏話や、

そんな裏話を初めて聞いたと未華子さんは、私達ももっと色々したかったと桃李くんに投げかけると「意味深っ」と笑う桃李くん。

司会者からの宿命の相手は誰ですかとの問に、
すずちゃんは「姉」と回答したが、
監督って書こうか悩んだんですと投げかけると監督も「私もすずって書こうか悩んだ」と現場の雰囲気や監督の人柄が分かるような笑っちゃうトーク。

皆が口を揃えて言うのは撮影中は常に挑戦でもがいていたと。

つい笑っちゃうような、微笑ましかったトークショー。
いざ映画が始まると

そんな気さくそうな、楽しく笑っていた皆はどこへ行った、、、?

という映画で、
俳優って、す、すげぇ…
と思いながらも入り込みいつの間にか涙を流してました。

内容は少し重たい空気感ですが、
映像がとても綺麗です。

どこを切り取ってもいいとは言うが本当にそんな感じ。

多面性を見抜く力が必要な現代。
今自分の目の前にいる人は、私では無い誰かといる時はもっと柔らかい顔をしているのかもしれない。

相手を理解しようとしても、難しいけど、
向き合う、話を聞く努力はしていきたい。
ろ