完成披露試写会にて
たった150分の物語の中で、何度も胸が締め付けられた。
ふたりだけが共有する真実には、あたたかい光と心地よい風が流れていて、この時間がずっと続けばいいのにと、そればかり願ってしまう自分がいた。
本当の意味で「お互いに理解し合うこと」がどれだけ難しくて愛おしいことなのか…
思い出しただけで、切なさが蘇る。
どうか、賢明に生きてほしい。
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丁寧に丁寧に作られた、繊細で深みのある大好きなタイプの邦画だった。
広瀬すずは映画に愛されているし、松坂桃李の佇まいはただただ素晴らしいし、きっと多く映画陣が嫉妬する。