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流浪の月のSのレビュー・感想・評価

流浪の月(2022年製作の映画)
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当事者にしかわからぬ内実さえ、周囲の価値観や物差しに当てはめ、決めつけ、裁く、この世の理を、ホン・ギョンピョの撮影が美しくも残酷に映し出す作品でした。理解されない存在であることの苦しみと、痛みを分かち合える存在の精神的つながりの深さ。闇夜に淡く光る三日月も、満ちては欠けてを繰り返し、白昼の空に登るから。
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