Kyasarin

流浪の月のKyasarinのレビュー・感想・評価

流浪の月(2022年製作の映画)
3.9
キャストはそんなそそられない(強いて言うなら趣里ちゃんと内田也哉子さんくらい)けどネットで評判良いしお話が好みそうだったので。

いやー、やっぱり好みだった。
撮り方もアングルも、情景も題材も全て好みだった。

そして、やっぱりトーリ上手い。てか上手くなったね(上から目線)
おすずもこの若さでこれだけ演じられるのは凄いと思った。
あと横浜流星。今下の子がトッキュージャーリバイバルブームで観てるから、若い頃の横浜流星たまに見るけど全然違うね。彼はいいねー。おすずも流星も、キラキラなお話よりもこういう重いしんどいお話や悪い役とか影を抱えた役の方が向いてるのでは??と思ったよ。
多部ちゃん、少し老けた?かな?
特別好きな役者がいる訳じゃ無いけどこれから見る目が変わった(良い意味で)作品ではある。
こりゃ映画賞個人賞来ますね。

内容としては、家庭環境、育った環境劣悪過ぎる人トラウマ抱えてる人多すぎぃィィて感じ(笑)
でも胸糞展開がわざとらしくないし自然だし、まあツッコミ入れたいとこ(沖縄行ったオカンは何故帰ってこないんや、とか、警察に保護されたのに史は事情聴取とかされないのかなとかまあ色々)はあったけど役者の上手さと撮影のセンスで上手く誤魔化しが効いたというか目立たなかったな。

とりあえずDVはダメ!ゼッタイ!!

亮の妹役は「来る」にも巫女さん役で出ていて「来るよ!」て言ってる上原実矩ちゃんでした。

更紗の幼少期の白鳥玉季ちゃんのお顔が美しくて、こりゃロリコンじゃなくても惚れちゃうなって思ったよ。大人にどう育つかも楽しみ。

おすずとたまきちゃん、似てるからキャスティングナイスだわと思った。

流石にヤヤコさんからトーリは中々産まれなさそうだけども(笑)

内田也哉子さんが樹木希林さん瓜二つで泣きそうになってしまった(全然そんなシーンじゃないのに)

三浦貴大、だいぶ恰幅良くなってて最初誰か分からなかったよ(笑)

趣里ちゃんもだし、二世の役者さん揃えてるねー!

柄本明さんはただそこに居るだけで確実に存在感あって凄かったな。


トーリが脱ぎ始めるところはごめんね笑いが堪えきれ無くなりそうだったけど頑張ったよ。彼はもうやれない役は無いのではないか。


重いけど、終わってからも色々考えちゃう良い作品でした。好きです。

ただ、MOTHERの長澤まさみもそうだけどもメジャーな人がこういう役をやっちゃうともうずるいんですよ、やってのけちゃうとさ!!て気持ちになったりしちゃったりして(笑)

そしてアレかね、この監督さんは悪人といい、怒りといい、女の人を無理やり犯す描写が好きな性癖かのかね、、おすずも前作から引き続き2回も犯されてて、ちょっとなんか可哀想な役ばっかだなって思っちゃった(笑)
もしかしたら事務所が映画賞とか個人賞とか取らせたくてキャスティングさせてるのもあるのかな??て最近のキャスティング見ると思っちゃうな。

広瀬すずは主演女優賞取っちゃうかもね!!!

(あ、あとすずが段々と大人になってきてアリスに似てきた!!)
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