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流浪の月のKEYのレビュー・感想・評価

流浪の月(2022年製作の映画)
5.0
原作読んでます。

1級監督、役者、スタッフによる1級映画で間違いないです。
ㅇ監督:李相日監督 良くまとめあげてくれました。文句なしです。

ㅇ役者
・松坂桃李
キャスティング、良かったと思います。最近は虎狼の血くらいしか出演作を見ていませんが、心に影のある役がうまく合っていました。
更紗を誘拐後に窓際から眺めてるシーンが不気味で印象的てました。敢えて怖く見せたのかな?
ラストの大胆なシーンもね。作品の肝に関わるシーンだから、監督も松坂君も上手くやってくれていたと思います。

・広瀬すず
松坂君と同等に難しい役どころで演技も大変だったと思います。かなりハマり役でした。久しぶりに出演作を見たので、大人っぽくなっていて驚きました。

・横浜流星
DV男役、イメージ悪くなりそうなのに引き受けてくれてよかったです。前から怖いイメージがあったので、個人的には役にハマっていたと思います。役的にも、悪い人じゃないんだよね。細かい役柄まで描いていて、それは監督さまさまだなーと思ったり。

ㅇ撮影監督:ホン・ギョンピョ『 パラサイト 半地下の家族』
めちゃめちゃ映像に生きていたと思います。鑑賞前から知っていたので文の回想の中庭のシーンが、『パラサイト』だ!と思いながら見ていました笑
あとは自然を使った映像が印象的でした。元々李監督の映像は自然を使った綺麗な印象があったのだけど。
あと個人的に好きだったシーンはカフェの斜め上から文を撮ったシーンです。序盤かな。綺麗なんですよ。

ㅇまとめ
結局文と更紗意外にお互いに理解し合える関係の人が居なかったのが少し気になっていたのですが、2人だけでも本音で話せる人が居たのが幸せだったのかなと思いました。
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