このレビューはネタバレを含みます
原作はまだ読んでないが、映画の中では更紗は文にとって厄災でしかない。
「どうやって文に償えば」とか言いつつ結局文をさらに地獄に突き落とす結果に。
更紗がぐいぐい近づかなければ文はもしかしたら恋人とうまくいってたのかもしれない。
と言うのはあくまでも表面の問題。
自分をきちんと愛せない者同士が出会ってしまい、たまたま一緒にいただけで誘拐犯と被害者というレッテルを貼られて、その後も誤解されながら生きて来た。
はっきりと言わないとレッテルは貼られたままだし、好き勝手にデフォルメされて行く。でもはっきり訴えてもきちんと耳を傾けてくれる人はどれほといるのだろう？
一旦貼られたレッテルはどこまでもついてくる、それが誤解や偏見であっても闘い続けるのは大変だろう。
それがわかっているはずなのに、また軽はずみな行動をしてしまう2人にはもう少し考えなよと言いたくなる。
まぁ無駄に長い作品で2時間以内に収めて欲しいかな。
