このレビューはネタバレを含みます
U-NEXTの特別映像も含め、とても良い作品だった。
AV監督の二村ヒトシさんが性欲は心の穴、すなわち寂しさによって生まれると話していたが、まさにそれを感じられた。
松坂桃李、横浜流星、それぞれが持つ心の穴。そしてそこから生まれる偏った人格(≒性格の形)の描写は人の根源的な人格を考えさせられた。
究極人は足りないもの寂しいものを埋めるために何かに依存して生きているのかもしれないが、それが社会的規範から逸脱するかどうかは紙一重であり、誰にでも起こりうることなのだろうと思った。
それは全く異質な存在なのではなく、むしろ自分の中にも似た人格を内包しているからこそ”気持ち悪い”と感じてしまうのかもしれないと感じた。