ますまる

流浪の月のますまるのレビュー・感想・評価

流浪の月(2022年製作の映画)
3.6
見る専のロリコンの話かと思ったら全然複雑だった。

ロリコンには性思考がそうである人と自分が弱い立場であるが故にもっと弱い立場を対象とするしかない人が居ると聞いたことがある。

ただ、今作の主人公はどちらにも該当しない。厳密にはロリコンではなく、人とか男女とか関係なく自分のように弱い立場の者にひたすら優しく接しているだけなのである。しかし、外からそれは判断できないため、許されない。

法という集団向けのルールに則るしかない以上、どうしてもそのルール下で、その括られ方で苦しんでしまう人が存在してしまうということを改めて痛感した。
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