大人になった二人は放っておいてあげればいいのにと思いましたが、過去の出来事はいくら美しく描いても事件ですね。文は穏やかで冷静な人でしたが、現状把握する力が大きく欠けていました。少年の頃はまだしも大人になれば自分が幼い少女と二人きりになる危険は簡単に想像できそうです。
文の母親は冷たい人のように描かれていましたが、なかなか辛い立場だなと思いました。幼女が好きだという息子の性的嗜好を受け入れるのはかなり難しいことだと思います。
文の病気の受け止め方に問題があったのかもしれませんが、インナーチャイルドを抱えた息子を持つ母の苦悩を思いました。
とても重要なシーンだと思われる文が全裸になり更紗に病気を告白するシーンで引いてしまったままラストまで。印象に残ったのは横浜流星の演技。