はにゃん

流浪の月のはにゃんのネタバレレビュー・内容・結末

流浪の月(2022年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

ストックホルム症候群ではないけれど近いものを感じた。幼少期の経験ってその後の人格形成においてとても大きな影響を残すよね。

さらさにとって救いだったかもしれないけどそれは純粋なものではない。幼いながらにもさらさはそれを理解していてそれでも自分に手を出さず助けてくれる文を信頼してた。

文はさらさのそんな想いを理解しながら、自分の持つ感情の中でどう釣り合いをとっていたんだろう。文にとって幼少期のさらさは抱きたい相手だったのかそれとも純粋な恋心だったのか、明確に表現されていない。
見ている側からするとロリコンではなく純愛だと錯覚してしまう。でも果たしてそうなのか、、自分が客観視した時にその異常性は明らかだし世の中にいて欲しくない存在だと感じる。

小児性愛者って性癖は性的マイノリティのように生来持っているもので付き合っていくものかもしれないけど、やはりこちらの理解の範疇を越える価値観なので恐れになるよな、と。

サバイバーはDVモラハラに引っかかりやすいのはあると思う。なんなんだろうなーむずい!
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