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流浪の月のseckeyのレビュー・感想・評価

流浪の月(2022年製作の映画)
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一度貼られたレッテルにいつまで人生を乗っ取られてしまうんだろう、立場によっては吐きそうになるだろうな、主人公の陰になっている部分を知ると善悪でジャッジしたくないな。
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私とは全然関係のないエンターテイメントだから受け入れてあげたい、という気持ち。
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許す許さないとかの前に、主人公ふたりにどういう寂しさがあって、今もそれに縛られている日常のどこに苦しさがあるのか、でもちゃんと時間は経っていることで希望を持てているのか、を確かめたくなる。
過去どんなことがあっても生きていればやり直せる、と信じたいけど信じきれないので、毎度こういう映画では主人公に自分を重ねて観ている。
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ビビりな私からしたら絶望にしかみえない茨の道をふたりが歩くならば、私の明日もちょっとだけ頑張ってみようかなと思った。
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