鯖ピザ

スイートガールの鯖ピザのネタバレレビュー・内容・結末

スイートガール(2021年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

なるほどね。なんか最近なるほどねって映画ばっかり見てる気がする。あらすじパッと流し見で見始めたから、嫁と娘を失ったジェイソン・モモアの復讐劇やと思い込んでて、余計どんでん返し食らった。

まあ、屋上のシーンですよね。正直全然わからんかったし、あのシーンの直後は「いやいや、それはさすがにやり過ぎ。無理があるわ。」って思ったけど、冷静に振り返ったら割りとしっかり伏線だらけやった。
レイチェルはたまに急に消えて急に現れるし、パパは浅はかな行動とりすぎやし、FBIの女捜査官は妙な台詞の言い回しするし、敵の殺し屋はパパに同情なんてしちゃって謎に優しい。確かに違和感は感じてた。けど、タネ明かし前のレイチェルが余りにもかわいそうな、か弱い少女過ぎるんよな。ギャップでかすぎて心が追いつかんかったわ。
でも、一番納得いかんのはレイチェル強すぎ問題よな。確かに強すぎ。ボディガードとか殺し屋相手にあんな少女が勝てんのかって。わかるけど、実はそこもつじつまは合う。よく考えて、あのムキムキなジェイソン・モモアにしては戦闘シーン手こずりすぎじゃない?それに、ほぼ全部武器使ってるし、揉み合いの末やったり、力業じゃなくて体重使ったり、ジェイソン・モモアにしてはって違和感あった。だから伏線は割りとしっかりしてんのよ。普通にすごい。深読みし過ぎかもしれんけど。あとは、シンプルにレイチェルが戦闘センスの塊ってのでギリ納得できるライン。確かにちょっと色んなスキルありすぎるけど、ギリ納得できる。ジェイソン・モモアの娘やし、2年の期間があったからな。

キャラの動機が弱かったり、謎行動したりするのを作り込みが甘いと感じるか、伏線と取るかで評価別れそう。あとは、ちょっと無理があるレイチェルのキャラとかギャップについていけるか。タネ明かし後のレイチェルの表情とか、普通にジェイソン・モモアに見えたもん。あの役者さんすごいわ。
まあ、自分はすっかり騙されて、後から伏線に気づいて納得できたから結構楽しめた。グッドグッド。
鯖ピザ

鯖ピザ