書いた中身が現実になってしまった小説家と彼女を守るスパイのバディもの。
そして、
一流スパイは世界を騙す。
いつも通り安心のマシュー・ヴォーンの映画。
途切れない展開。
緊張と弛緩とツイスト。
ブラックジョーク。
奇想天外なアクション。
ひねりの効いた音楽使い。
どこで何を仕掛けるかが本当に上手い。
彼の映画にしては、今回はややお上品な印象なので、安心感の強い感じでした。
とはいえ、あの去年の話題の曲をガンガンかけてくるのは歌の意味を活かしつつ、曲の成り立ちへのシニカルさも感じたような。
ヘンリー・カヴィルとジョン・シナのキラキラ感に対して、
ブライス・ダラス・ハワードとサム・ロックウェルのもったり感がむしろよかった。
ただ、スパイものは世界中ロケするのが醍醐味なだけに、合成感がちと気になった。
そこだけは映画館で観ると余計に残念だった。