流石は『キングスマン』の監督、実にギミックに富んだ作品だ。カメラワーク・演出共にコミカルかつ痛快で、テンポも素晴らしく心地良い。エンタメ作としては花丸をあげちゃいたいぐらいの完成度だった。
今作を手がけるにあたって、監督に与えられた使命とは即ち『キングスマン』との差別化………この一点に限るだろう。悔やまれるのが、その相違点を私は見つけることができなかったことである。やはり1作品だけでもシリーズを履修しておくべきだったか………
ブライス・ダラス・ハワードってこんなに美人だったっけ???と上映中ずっと考えていたのだが、個人的にはヘンリー・カヴィルとジョン・シナにもっと出番をあげて欲しかった感。ネタバレになっちゃうので詳しくは言えないけれど。あとちょっとラストの締め方が雑かなぁと思ったりもした。あくまで私見だけれど。