最後まで展開を読ませない最上級のエンタメ・スパイ映画!
スパイ物の小説家が本物のスパイに狙われてしまい…というあらすじながら、中盤から真実が明かされる度に二転三転する予測できない展開、
最初から少しづつ貼られていた伏線やミスリードが回収されていき、とても予想できない着地をするラスト、
それでいて皮肉混じりの小気味いいジョークと素晴らしいアクションのバランス、
何より、監督のリアル飼い猫を用い、話のスパイスとしても、クスッと笑えるアクセントとしても随所に散りばめれているネコちゃんのシーンは、
同監督作品のキングスマンともまた違うケレン味とオシャレで固められており、どのシーンもワクワクさせてくれます。
特に終盤の“ダンスシーン“は、このためだけに劇場で見る価値があると思います。
スパイ物であるため、多少の残酷描写はあるものの、万人に観やすく配慮されているのがわかり、だれにでも安心してオススメすることができる傑作でした。