設定に難あり過ぎて最後の最後まで滅茶苦茶つまらなかった。
かつては共に製作し、袂を分かったマシューボーンとガイリッチー。
オリジナリティーを適度に活かしながらコンスタントに良作をこなしてるガイリッチーもかつては作家性が暴走し過ぎて、その方向性にこだわりすぎるがあまりに空回りしてなかなか作品が撮れなくなり、雇われ監督としてシャーロックやディズニーを担ったことで自分の作家性を上手くハンドリング出来るようになったのかと感じてる。
その点X-MENからのキングスマンでオリジナル作品でヒットを飛ばしまくってるマシューボーンは今作でやりたい事、自分の好きな趣向とそれを映画として成立させるバランスが欠いているように感じた。。結局設定が違うだけでほとんどキングスマンな気がするし、あのキングスマンのハイテンションギミックスパイ感も薄れてるように感じた。マシューボーンももう一皮剥けるような力量がありそうだから、色んな作品を撮ってほしいな。