アオヤギケンジ

ARGYLLE/アーガイルのアオヤギケンジのレビュー・感想・評価

ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)
3.9
猫わい! ってずっと思ってる猫映画。
あの場面でも猫わい! と思ったし、この場面でも猫わい! と思ったし、どの場面でも猫わい! と思ってるから、話半分しか入って来なかった。
とにかく登場人物たちが漏れなく猫のアルフィーを邪険に扱うシーンがあって、どの場面でも猫わい! と思ってしまう。話としては二転三転あるものの、誰が味方で誰が敵かわからないみたいなスパイ映画らしい話なので、最初のうちは「あー、つまりこれは猫を邪険に扱うやつが悪いやつなんだな」と思って観ていたが、途中から映画自体が猫に何か恨みでもあるんじゃないかと思えるほどアルフィーを邪険に扱うので、マシュー・ヴォーンって猫嫌いだったかな? とすら思う。
作中、猫派か犬派かみたいな言及が多少あるのだが、小動物好きとしては猫も犬もねえ! 小動物は漏れなく愛でられるべき存在なんだ! と思った。つまりこの映画で猫のアルフィーを邪険に扱ったやつ(ほぼ全員)は正義も悪も関係なく地獄に堕ちろ! と思ったのだった。