「キングスマン」などのマシュー・ヴォーン監督作品。スパイ作品の小説家が実際のスパイのドタバタに巻き込まれる話。
前評判が微妙にイマイチで心配していたのですが、個人的にはかなり良かったです。確かに「キングスマン」に比べるとキレッキレなアクションは少なめで、前半は自分も大丈夫なのか…？と思いながら観ていましたが、スパイ映画的サスペンス要素が段々盛り上がり始め、後半は流石のマシュー・ヴォーン作品に仕上がっていました。あのノリはマシュー・ヴォーンしか撮れんわ。好きな俳優のサム・ロックウェルがかなり身体を張ってスパイ・アクションしていたのも最高。他にもサミュエル・L・ジャクソンなどの常連俳優やブレイキングバッドのウォルター先生ことブライアン・クランストンなどの豪華俳優陣が出ていて画的にも楽しめます。
方向性が違うので同じスパイモノのキングスマンシリーズと比較してしまうとこちらを微妙に感じてしまう人の気持ちも分からないでもないですが、個人的にはこれはこれで楽しめた一作。無理にユニバース化はしない方が良い気もしますが、三部作になる予定らしいので続編が楽しみです。
