マシュー・ヴォーンの新作ということで目をつけていた作品だったので映画館で鑑賞。
物語が目眩く二転三転する作品で結末を知るまでいい意味でかなり焦らされる作品でした。
小説家が書いている本の内容に沿って事件が起きてしまう掴みが面白いと思ったし、スパイと記憶喪失という相反するような題材をフルに活かしたストーリーで、アクションと徐々に謎が明らかになっていく高揚感を味わうことができました。
物語中多々あっま潜在意識と現実が交互に映るシーンは、観ている側にも主人公同様混乱を抱かせてくれてエリーの心情を考えられる良いシーンだと思いました。
想像以上にサム・ロックウェルが大活躍でアクションはもちろん巧みなトークやダンスを踊ったりと彼を堪能できる場面がいくつもあって嬉しかったです。
後にも先にもこの作品だけであろう原油の上をスケートしながら敵を倒すシーンがあって、久しぶりにぶっ飛んだアクションを観ることができて興奮しました。