マシュー・ヴォーン監督のカラーが全開なスパイコメディ。キングスマンを極限までコメディに寄せた感じ。スパイ映画、特に007好きとしては、CGとVFXを駆使した映像には少し苦手意識を感じた。だが、コメディとして見ればすごく面白い。最近増えている劇中劇テイストの作品かと思いきゃ、スパイ小説の作家が実は、、という斬新な設定。極限まで冴えない感じからの、ギャップを描いている。ただ、アクションについても、世界観が強すぎてリアリティがない感じで、そこに関しては他の同ジャンルに軍牌が上がる。
だがなんと言っても同監督ならではのミッドクレジットのサプライズ。続編(というかセルフリブート?)が楽しみ。
一つだけ物足りなかったのは、バービーでアクターデビューを果たしたデュアリパのシーンが少なかったところ。