メッチ

ARGYLLE/アーガイルのメッチのレビュー・感想・評価

ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)
3.8
スタイリッシュとは別で、新たな爽快スパイアクション。それは、”トンデモ発想アクション”。

本作もマシュー・ヴォーン監督らしく爽快で楽しかった。ただ、同じスパイもののキングスマンシリーズはスタイリッシュでしたが、本作はスタイリッシュだったかな?という感じがしました。
どちらかというと、真面目にやっていそうだけどどこかふざけているような感じ、”トンデモ発想アクション”と言えばいいのでしょうかね。「床一面に石油が漏れた場所でどう戦う?」とかいう場面(お題)に対して、トンデモない回答をするかのよう。別作『RRR』のような思考回路。その事例でいうと、「Q.相棒が両足怪我して歩けないからどうする?→A.肩車で戦う」そんな感じがしました。

あらすじは、ひょんなことから実際のスパイ組織に狙われることとなったスパイ小説家のエリー。なぜ狙われたかというと、エリーが書いている小説の内容が実際に起きていて、未来を知るための予言書の代わりになるのではないかと思われたからだった。
そのスパイ組織から逃れる道中で衝撃の事実を知ることとなる。それは…、というお話。

本作の予告編では、小説作家が自身の作品が鍵になるという理由で、トラブルに巻き込まれる作品を以前みたことがあったため心配ではありましたが、蓋を開けてみたらお話が作り込まれている印象を受けたため拒否反応はありませんでした。
アクションはトンデモなかったですが、お話の展開も一見トンデモない感じがしつつも、事前に伏線を張っていたことや、前半に説明を徹底していなかったことが後々生かされていて、受け入れてしまう?許容してしまう感じがありました。

どちらにせよ、キングスマンシリーズのように楽しめましたし、今後関連作としてやっていっても面白そうだと思いました。
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