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ARGYLLE/アーガイルのコバタケのレビュー・感想・評価

ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)
3.5
2024年03月06日劇場観賞。
2024年公開のシャープな演出で終始陽気なアンサンブル・キャストのスパイ映画。

スパイ小説「アーガイル」シリーズでベストセラー作家のエリー・コンウェイ(ブライス・ダラス・ハワード)は、溺愛する猫のアルフィーとまったりとした時間を過ごす温和な性格。新作執筆に行き詰まったある日、気分転換を兼ねて列車で両親の家に向かう。移動中、謎の男達に命を狙われるも、スパイだと言うエイダン・ワイルド(サム・ロックウェル)に助けられる。どうやら彼女の小説は、スパイ組織の行動をことごとく言い当てているとの事。空想と現実が交差しつつ、世界中を飛び回る事になる。

平日朝に字幕版で劇場鑑賞(字幕、音響SRD-EX、SRD)。「キック・アス」「キングスマン」シリーズのマシュー・ボーン監督の新作スパイ映画。

多重構造な話だが、わかりやすい伏線回収しているので混乱することはない。演出はおしゃれでハデ、音楽も軽快、見せ場が満載なので2時間30分ほどの長尺も気にならないが、少し盛り込み過ぎで、2割程削った方がもっとシャープさが出たのでは?と感じた。

キャスト陣の体格や年齢から「そういうアクションはムリでしょう」とは思わないではないが、このあたりがおかしくない風に仕上がっていると尚良い気がする。キングスマンのガゼル役を演じたソフィア・ブテラが、今作ではサバ・アル=バドル役で 出演しているがアクションは皆無。あの身体能力を活かした義足でのアクションを期待してしまった。

他のアンサンブル・キャストでは、小説の主人公のアーガイル役は「マン・オブ・スティール」クラーク・ケント / スーパーマン役のヘンリー・カヴィル、エリーの父親リッター役は「ブレイキング・バッド」ウォルター・H・ホワイト役のブライアン・クランストン、エリーの母親ルース役は「シッツ・クリーク」モイラ・ローズ役の キャサリン・オハラと豪華布陣。

なお「アーガイル」シリーズは3部作で「キングスマン」シリーズとシェアド・ユニバースになる予定。配給権はApple TV+だが独占配信せず劇場公開してもらいたい。

memo
・公開日:アメリカ2024/02/02、日本2024/03/01
・上映時間:139分
・製作費: $-
・興行収入:$-|アメリカ$-、日本-円
・受賞歴:-
・パンフ880円(税込)
・観客6名

主な監督作品
・2010年 キック・アス
・2011年  X-MEN:ファースト・ジェネレーション
・2015年 キングスマン
・2017年 キングスマン:ゴールデン・サークル
・2021年 キングスマン:ファースト・エージェント
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