AB型の末っ子

ARGYLLE/アーガイルのAB型の末っ子のレビュー・感想・評価

ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)
3.9
"The greater the spy, the bigger the lie."

海外版ポスターのキャッチコピーで、本編でも幾度となく口にされた言葉。

日本版ポスターや字幕では「一流スパイは世界をダマす。」と訳されてる。

でもまさにこんな感じの映画。
展開が進むにつれて、ポンポンとウソが暴かれて新事実が明らかになっていく。
正直、その意外性はどんどん減っていったし、分かりやすいものも多かったけど、その代わり戦闘シーンが増えていくから、ワクワクは続いていく感じ。ちょっとやり過ぎなおふざけはあったけど、笑えて楽しめるスパイアクションとしては大満足。いい意味でいつも通りのマシュー・ボーン監督作品。

キャストは非常に最高!!
まずはブライス・ダラス・ハワード。
やっぱり赤毛が似合うから、金髪はちょっと違和感だったけど、グウェンを思い出した。
ブライス・ダラス・ハワードの驚いたときのリアクションが大きくて、表情が最高。
ジュラシックシリーズ以来だけど、やっぱり良い監督で、良い役者。

そして、今作1番のヒロインと言っても過言ではない、サム・ロックウェル!!
終始ずっと可愛すぎる!
アクションも良いし、セリフも最高。
サム・ロックウェル大好き…。

この2人のロマンスは、ホワイト・デーにぴったりでしたねww

他にも、ダサ角刈りヘンリー・カヴィルや、脳筋じゃないジョン・シナ、美味しいところを持ってくアリアナ・デボーズ、キャサリン・オハラ、サミュエル・L・ジャクソンなどなど。

音楽も良かった。テーマソングの「Electric Energy」も楽しい曲だし、アリアナ・デボーズも歌ってる。そして、ザ・ビートルズの「ナウ・アンド・ゼン」も流れる。これにはしびれた。

正直言うならば、デュア・リパと、ソフィア・ブテラの活躍シーンをもっと観たかったかな…。
ソフィア・ブテラに関しては「キングスマン」への出演経験から監督にちょい役で呼ばれたのは分かるけど、デュア・リパはまだ映画2本目だから、もう少し押して欲しかった感じはある。

お腹いっぱい〜…てところで、あのポスクレ!?
いやいや、どういうことですか?!

続編、乞うご期待…?