なりノフ

ARGYLLE/アーガイルのなりノフのネタバレレビュー・内容・結末

ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

『一流スパイは世界を騙す』
まさにこの言葉通り、騙され騙され気付けばクライマックス。エイダンが不穏な会話してる辺りはまあ普通の映画の域だったし、(不穏なとこだけ聞いちゃって勘違いしてるんやろなあ……)って思うぐらいだったものの、両親が出てきたあたりからは驚きの連続で非常に楽しかった。
父親が敵方の大ボスだったことにも驚いてたのに、まさか母親まで敵とは……。
もはや何も信じられなくなったところで追い打ちのように明かされるアーガイルの正体。ワイヤットとの関係。エリーの真の姿。アルフィー(人)が楽しそうで何よりです。

特にエリーたちを助けに救世主が現れるシーンが好きで、小説と現実が完全にリンクした感覚が非常に良かった。
考えてみりゃあの場に現れる人物はただ一人なんだが、それでも私はあのシーンすごく好き。

キングスマンと比較すると若干グロ演出に物足りなさを感じたが、一つのスパイアクション映画としてすごく面白かった。バー『キングスマン』でのワンシーンといい、続きが気になる。次回作が楽しみ。
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