2021年147本目。
魔法を授かる一族に生まれながら、魔法が使えないミラベルが、突如訪れた一族の危機を救うべく奮闘するディズニーアニメ最新作。
ポリコレ関係でネタ化されて、公開前に変な盛り上がりを見せたりしていた本作。
まあ、不快とまではいかないが、思ったより、それ系の主張をしっかりしてくる。
ミラベルは家族の中で唯一魔法が使えない、姉のように力自慢でもないし美人でもない。
特に後者はかなり強調されていて、ミラベル自身が自分の容姿に対して言及するシーンが存在する。
ネタにされていた通りの行動や思考をミラベルが結構な頻度で踏んでくる。
映画のメッセージ性も、
家族全体に対する、将来や世襲の過度なプレッシャーはそれなりに機能していたが、
もう一つの、ミラベルを通じて主張される「No.1やスペシャル・ワンでなくても、皆それぞれがオンリーワン」という提起についてはかなり鼻に付いた。
何か、ここ最近のディズニー映画(マーベル作品含む)がより優等生感が強くなったと感じているのは自分だけ?
アニメとしての面白さより、メッセージ性が先行し過ぎていて、何かハマりきれなかった。
決して、クオリティが低い訳ではないのだが…。