春名ハル

ミラベルと魔法だらけの家の春名ハルのネタバレレビュー・内容・結末

ミラベルと魔法だらけの家(2021年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

久しぶりのミュージカルアニメーションでとても満足度が高かった。
ミラベルがなぜ魔法を使えないのか、そして最後の結末までが全て綺麗に繋がっている一方で、エンディングで家族が再び魔法を使えるようになるのはディズニーらしさを保ち続けるというメッセージのようにも感じた。

昨今のディズニー映画、特に女性が主人公のものは行き過ぎたフェミニズムや人種の多様性を感じることがあり、アメリカ社会を受けての映画という感覚だった。
今回はこれまでの女性の活躍や多様性を上手く歴史と紐付けながらも魔法というファンタジーに結び付け、「魔法に選ばれたものにしか分からない苦痛」「家族で唯一魔法を使えない苦痛」という両方の苦痛や悩みを描いているのも良かった。

そして楽曲がとても素晴らしく、テンポが良いので夢中になって聞きながら物語に飲めり込むことができた。
春名ハル

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