えぴこ

ミラベルと魔法だらけの家のえぴこのレビュー・感想・評価

ミラベルと魔法だらけの家(2021年製作の映画)
4.0
当然のように魔法の力を授かる家族の血筋で、それが与えられなかったけれど家族を誇りに思うミラベル。そして今日は末っ子の魔法が開花する記念すべき日、町を上げてのお祝い……って、序盤から結構ツラい!お祝いムードの中、明るく振る舞うもぽつんと寂しく感じてしまうミラベル、ツラいよ!魔法がないと個室が与えられない(ずっと子供部屋住まい)ように見えたけど、それもしんどくない?

明るく話上手でちょっとおせっかい、そして言葉で触れられてないけど手芸の才能は絶対ある。魔法がなくても十分魅力的な女の子、ミラベルが魔法の家を壊す要因になる!?というところから(家の敷地内で)命の危機にも瀕する大冒険をし、家族を救うというお話。

綺麗で楽しく音楽も良い、ワクワクできる映画でした。子どもも飽きずに見られそう。

でも大人が見るといろんな含蓄がある気がする。家族を守ること、体裁、持てるものの責任、期待に応えなきゃというプレッシャー……1回ではとても全部を読み取れないけど。ブルーノおじさんの居場所がわかると、心臓がぎゅっとなりますね。

素敵な家族のお話でした。意志を持った不思議なおうち(カシータ)がチャーミングで好き!存在と魔法との関連は謎!最初におばあちゃんが魔法を授かった場面も謎!!

最初に流れる家族の歌、短時間でバーッと紹介されても5回くらい見なきゃわからない~と思ったけど、2時間でそれぞれにフィーチャーされていくのでわかった。(でもみんなの名前は覚えられない)
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