カナノシ

ミラベルと魔法だらけの家のカナノシのレビュー・感想・評価

ミラベルと魔法だらけの家(2021年製作の映画)
3.8
コロンビアの奥地にある小さな町に住むマドリガル一家。その家系には代々不思議な力が受け継がれている。
マドリガルの子供たちは5歳になると儀式を行い、そこで多種多様な「魔法」を授かると言う。
そんな不思議な魔法で町を守り助ける大家族の中、一人だけ魔法を授けられなかったミラベルはそれでも家族や街のみんなのため日々奔走するも空回りばかり。
そんな中、家族の魔法が弱まり始めてーーーな話。

色んな魔法が出てきて、軽快な歌や踊りでテンポ良く進んでいく序盤は楽しくワクワクして流石ディズニー。
しかし中盤から終盤は、ん〜…となってしまった。
家族との相互理解によって絆を取り戻す、そんなテーマなのだろうけどそのテーマのために親戚連中ミラベルに辛く当たらせすぎじゃない?
「魔法が無い」だけでちょっとアレは理不尽。いじめとかもまぁ確かに「なんか少し違う」ってだけで発端になるからそう言う事なのかな…
町のためになるかならないかで言えば耳がいいとか変身とかも中々の死に能力じゃない?
そんなところが気になりはじめたせいで後半の和解シーンに感情移入出来なかった…

ならせめて魔法が生まれた理由、消えかかった理由、最後のミラベルのシーンの理由を!!!と思ったけどホントに絆テーマ全振りで消化不良だった。いや良い映画なんだけど。ディズニー映画ってだいたいそうだけど。コレはなんだか…

一つで色々楽しめる、たべっこ動物ビスケット的な一本でした!ただ動物いっぱいでも味はビスケット味のみってあたりも一緒。お腹いっぱいになる。
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