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ミラベルと魔法だらけの家のせのネタバレレビュー・内容・結末

ミラベルと魔法だらけの家(2021年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

Disney+に入ったから略。
個人的にはディズニーの中では久々にそこまでハマれない作品だった。

鬼門は何と言ってもお婆ちゃんだ。
彼女は「マドリガル家が魔法を用いて村に貢献する事」にとても強く固執している家長で、一家の子ども達の中で唯一魔法を授かれなかったミラベルに対して冷たく、それを周りに指摘されても絶対に変えない。
しかしお婆ちゃんもロウソクを授かっただけで他に何か具体的な魔法を持っている訳ではない為、子ども達の力を利用して村における自分の支配力を維持したいだけのようにも見えてしまうのが残念なところ。

最終的にお婆ちゃんも含め、一家全員それぞれの立場なりに辛かったと分かるけど、いかんせんミラベルやブルーノが家庭内で受けている扱いを見るとどうしてもそこと比較してしまうので感情移入出来ず。

魔法も取り戻さなきゃいけなかったようには感じなかったし、結局あの終わり方ではミラベルはエルサのようにありのままを認められたのではなく、家の再建を叶えるだけの能力があった故に丸く収まっただけに見えた。
このエンディングがもっと違う形であれば好きになれたかもしれない。

色彩が豊かで服の刺繍や花々が美しく南米持つの魅力で溢れていた事、ミュージカル部分は場面場面にではなくキャラ一人一人に合わせて曲が用意されていて新鮮だった事などは良かった。
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