実はまだ見たことがなかった本作。
舞台はコロンビア。南米特有のリズミカルな音楽は『リメンバーミー』を思わせる。
家族の中で唯一"ギフト"を持たないミラベルによる家族が再生させる物語。キャラが多く、それぞれのギフトの特徴も衣服や扉にあしらう事で工夫は感じだが渋滞している。
ミュージカル作品としての最初の掴みは、抜群に良かった。ただ中盤から後半にかけての楽曲にヒキがなく、鑑賞後に印象に残る曲が思い起こせなかった点はかなり残念。
ストーリー自体は、持つ者と持たざる者の其々の葛藤を描く見慣れたものではあるが、夜空に浮かぶ花火等の「光」に拘ったアニメーションによりディズニーらしい作品に仕上がっていた。
ミラベル自身の奇跡とアルマおばあちゃんのギフトは一体何かを考察するのが楽しかった