Eirain

デモニックのEirainのネタバレレビュー・内容・結末

デモニック(2021年製作の映画)
2.6

このレビューはネタバレを含みます

『第9地区』、『エリジウム』、『チャッピー』―――独特の世界観とストーリーで魅せてきたニール・ブロムカンプ監督。6年振りの新作ということで、監督のファンである私大歓喜!「これはBlu-rayで観たい!」と、先にレンタルショップに並んだDVDを借りるのを我慢して、通販で届いたBlu-rayで早速鑑賞。

・・・うわぁ、これは勿体ない。。。

「悪魔に憑りつかれた人の精神世界にVRシステムを使って潜り込んで、その悪魔の情報を入手。情報が揃ったら、最新"悪魔祓い"兵器を身に纏ったエクソシスト特殊部隊が悪魔を殲滅する。」

劇中の設定を改めて整理してみたが・・・いやはや、設定は最高ですわ。実際、エクソシスト特殊部隊が出動する場面は胸熱で、これから描かれるであろう「悪魔vsエクソシスト特殊部隊」の戦闘シーンを楽しみにしていたのだが・・・戦闘シーンなど一切なく、次登場した時には全員悪魔に返り討ちにされた後。開いた口が塞がらなかったわ・・・。

「こんな特殊部隊が束になっても敵わない悪魔、素人一般人の主人公が勝てる訳ないやん!」って思ってたら、なんともあっけなく主人公に倒される悪魔君。(いやまあ、悪魔が油断してた&次の宿主なので殺そうとしてなかったというのはあるだろうけどさ・・・。)

設定だけ見れば、今作も「さすがは監督!」と言えるのだが、展開が残念過ぎる。(『エリジウム』よりも残念だったよ。)やっぱりあれか?戦闘シーン撮るための資金がなかったのか?
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