相手の意識に入るという設定は「ザ・セル」「インセプション」に似ている印象。入り込んだ世界が現実のような感じでなく、絵画のようなタッチの世界なのが新しいところか。ゲームの「ライフオブストレンジ」を思い出した。
ＳＦとオカルトホラーを合わせた着想は流石に奇才ニール・ブロムカンプ監督だなと思いました。
しかし…本作はコロナウイルスのパンデミックの最中に低予算で製作されたそうですが、監督の着想の全てを具現化するには時間も予算も足りなかったようで全体的に中途半端な印象…。
強者感をだして登場のエクソシスト達も見せ場無いし…。
というか…エクソシスト達が事態を深刻化させてる気が…。そっとしておけばよかった話ではないかと思う。
母親の件も結局は…なんか骨折り損みたいな感じでしたね…。
助けてと言いながら言うことを聞かない主人公にイライラで好きになれないです…。満を持してのカラスの悪霊登場も半透明でよく分からんし、恐怖を描きたいのか何なのか分からない…。
アイデアは良かったものの鬼才の空回り感が否めない作品でした。
