サトタカ

ビーボのサトタカのレビュー・感想・評価

ビーボ(2021年製作の映画)
4.2
自分がアンドレスみたいなおじいちゃんに近づいているもので、若いころに言えなかったあの娘への想いを何十年も抱えてるっていうシチュに弱い(笑)。しかもその相手が歌手マルタ(グロリア・エステファン!)。グロリア・エステファンってマイアミ・サウンド・マシーン(この名前かっこよくて最高)と80年代に大活躍したキューバ生まれの美女シンガーなんだけど、若い人はわからないよねぇ。そりゃもう当時に醸し出してたいい女感、すごかったんですよ。南米系ゴージャス!おまけに親日家で新婚旅行は熱海っていうね。

主人公のキンカジュー(アライグマ科)のビーボは、飛ぶ鳥を落とす勢いの作曲家・作詞家・劇作家・俳優のリン=マニュエル・ミランダが演じていて、コミカルな声優もうまかった。
とは言っても個人的には、小さなハバナ帽かぶって言葉をしゃべれる黄色いキンカジューは、もっと可愛い声の方がよかったような気がしないでもない…😅
アンドレスの孫姪(てっそん)、10歳のガビはイネイラリー・シモ(14歳)という女の子がやっているのだが、ラップも上手でキャラの性格、ファッション含めてこの映画の中で一番よかったな。超かわいい。

ガビのお母さんはガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのガモーラ役でおなじみのゾーイ・サルダナ。ガビを探してバスを追いかけるシーンが楽しかった。

あと、ガールスカウトのブロンドの子もいい感じに性格悪くてかわいかったナ。

キューバのハバナ、フロリダ州のマイアミなど陽気な南米、ラテンのリズムも相まって楽しい。曲も歌詞もクォリティはハンパない。(中でもイネイラリーちゃんのラップがいい😍Bounce!!)

画面もカラフルでライティングに凝っていたり、3Dと2Dを上手に切り換えたり技ありでした。すごくカラフルで多幸感あったしね!
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