木野エルゴ

レッドクリフ Part II ―未来への最終決戦―の木野エルゴのレビュー・感想・評価

1.7
赤壁の戦いに至るまでの知略戦、そして赤壁で繰り広げられる炎に包まれた水上戦。曹操軍兵力80万対連合軍兵力5万の差を覆すことはできるのか。

壮大な呉軍の(というか周瑜の)プロモーション映画。

エモーショナルに描き過ぎていて正直個人的にはイマイチだった。戦乱の派手さはとても良かったけど最後の小喬救出戦は蛇足。曹操の描かれ方が間抜けすぎた。尚香の友達云々もスピード感を失速させる要因になっていてもったいなかった。

「三国志演義」を基にしているのだけど魅力的なエピソードを削っていて非常に残念だった。黄蓋の見せ場が…

あと周瑜と諸葛亮が友達しすぎててコレジャナイ感があった。もっとビジネスライクな表現の方が良かった気がする。金城武とトニー・レオンは良かったんだけどね。

吹き替え…山ちゃんと東地宏樹さんで全然悪くないんだけど、個人的な好みを言えば山路和弘さんと宮本充さんで見たかったなぁと強く思う。
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