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レッドクリフ Part II ―未来への最終決戦―のERIのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ジョン・ウー監督カッコいい。自分の資産をはたいても撮りたい映画があること。そんな情熱がたっぷり詰まった本当に見応えのある作品の完結編。

今回は、男性たちに負けず女性の活躍が目立っていました。亀作戦から続いて、長きにわたる戦にて曹操側には疫病が流行。かたや、周率いる連合軍は、戦力が乏しくて策を練っているところ。そんな折、呉の孫権の妹、尚香は男として敵陣に忍び込んで、敵の状況を事細かにチェックしにいきます。そこで蹴鞠で評価される人と友達になります。ひょんなことから、尚香とこの戦友との友情が物語を深くさせる。

何回泣いたか。敵軍でも、それぞれの理由から戦に参加することになって切ないです。

天才軍師・孔明と周喩の知性も冴えわたり、それがまた面白い。知識は人を豊かにするっていうのは学ぶことが多い。そして周喩の奥様、小喬の強い意志と博識と機転の良さ、勇気、美貌、どれもこれも息をのむばかりです。ほんま瞬きするだけで、うっとりしちゃいます。可愛い~

三国志ってこんなにも面白いんだ!初めて知りました。なんか熱い想いが隅々に行き届いていて、若干「漫画や」ていうあり得ない戦闘シーンが今回もあるものの、それもちゃんと楽しめました。時々しっかりユーモアがあって、音楽もよくて素敵な映画でした。少なくとも5回ぐらいは泣きました。
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