ヴレア

バトル・ロワイアル 特別篇のヴレアのレビュー・感想・評価

3.9
「特別編」というほど特別な違いは無いのが残念。
バスケの試合のシーンとかあまり必要性を感じないし、「レクイエム」としてエンディング後に色々回想シーンが追加されているが、そこまで新たな発見があるわけでもなく、ダラダラと取って付けた感があって少々クドい…。
私の一番好きなキャラである相馬光子の過去のシーンが追加されていたのは良かったけど。
繰り返し観るにはやっぱりオリジナル版の方が短くまとまってるので良いかな。

【オリジナル版と共通の感想】
デスゲームものにしてはそれぞれの登場人物の友情や葛藤など深く描かれている所が良かったのと、それと対比するように一切の感情を寄せ付けない人物、桐山などの漫画的なキャラクターの存在が殺人ゲームとしての面白さを増幅させていて面白いと思う。
また、ビートたけしのキャラクターが何とも言いようのない独特の存在感で、これはビートたけしにしか演じられないキャラだったなぁと思った。
また、中学生役の役者達は本当にそれくらいの年齢に近い人が演じてるので少し演技が下手な所もあれど、リアルに感じられて良かった(※れいわ新撰組の人を除いて)。
登場人物が死んだらテロップで誰々死亡と出るのは「仁義なき戦い」から受け継がれたシステムで良い。その際に独特の音楽が鳴れば尚良かった。
某キャラが死ぬ時に「G戦場のアリア」が流れるシーンが一番好き。
ヴレア

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