ニクガタナ

ヴォイス・オブ・ラブのニクガタナのレビュー・感想・評価

ヴォイス・オブ・ラブ(2020年製作の映画)
3.4
セリーヌ・ディオンの半生をモチーフにしたヒューマンドラマ。これを観るまで「タイタニック」の主題歌でやっと売れたんだと思いこんでたが、カナダの国民的歌姫だったのね。ヴァレリー・ルメルシエ監督本人主演かぁ、撮影当時56歳にして12歳から自身で演じるのはやりすぎだぁ、気持ち悪いよ。セリーヌに雰囲気似てるけどね。子供は作らないなんて言ってた旦那をどうやって説得したやら十四人もの子を設けた肝っ玉母ちゃんの存在が良い。ヘアメイクの男性とステージディレクターの感じも良かった。26歳差のプロデューサーと大恋愛の末、結婚。片耳にモニター、片耳に病床の夫の声を聞いてのステージってのが泣かせる。心病み、ステージに上がれなかったりもしたけれど、なかなか子供ができなかった以外、歌手として比較的順調な人生に思える。最後の歌唱シーンの曲が表すように彼女は普通の女の子。音楽アーティストもので惹かれるのは破天荒で波乱万丈な人生なので、なんか物足りない。
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