miu

余りあるのmiuのネタバレレビュー・内容・結末

余りある(2021年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

時間が形を変えたもの。ロマンチックだが自分に自信がない。自分で何かを決めることで、他人の何かが変わるのが怖い。ただ身を委ねた人生が、本当に自分のものなのか。選ばなかったことを捨てる覚悟。

それ、本当にあなたの言葉?

相手のどこが好きかって気づき始めたら、その時はもう終わってるんだと思う。二人がいた空間、二人が覚えていればいい。映るすべてを愛していたよ。言葉にすること、しないこと。奪って、奪われてた。描かれたキャンバスの中でしか息ができない。あなたも、わたしも壊れはじめていた、最初から壊れていた。だから、手を取ったんだった。二人で描けたらよかったね。でももうそのままにもできないね。またね、はもう言えなかった。
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