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余りあるのxavierのレビュー・感想・評価

余りある(2021年製作の映画)
3.6
20分のショートムービー。
若葉竜也が演じるゼンの独白で話は進んで行く…
東京には出てきたが、これと言った職業にも就けず、これと言った友達もいない。
自分に自信も持てず、もどかしさを持て余している。そんなゼンの前にサキは現れた
一瞬にして惹かれたものの、声を掛けられず"これっきりなんだなぁ…"と諦め仕事場へと急ぐ。その日の仕事も終わりかけた、そんな時彼の目の前にはサキが…
そして2人は付き合い始める…

ウマが合う2人は何をするにも楽しそう。
でも自分を表現するのがヘタなゼンは、サキに対して言葉が足りないんだよね。
"態度で察してよ"という感じのゼンと"言葉にしてよ"という感じのサキ…
少しずつ距離が出来始める。そして些細なケンカから2人は…

良く有りがちな話しといえば、そうなんだけど、何か引き込まれるんだよね。
それが若葉竜也と白石聖が演じてるからなのかは解らないけど…
また、この作品が作られたのがコロナ下真っ只中だったんだよね。その頃の充満していた不安な感じも何か出てるしね。
そしてやっぱアイナ・ジ・エンドの歌だよね。良いところでかかるよね
浮遊感のあるアイナの歌声が2人を包んでいたしね…
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