菩薩

ぬけろ、メビウス!!の菩薩のレビュー・感想・評価

ぬけろ、メビウス!!(2022年製作の映画)
1.0
開始早々場内の明かりが消えると共に隣のおっさんがおもむろに鞄から歯間ブラシを取り出し歯クソをほじくり出したのでその時点で帰っておくべきだったかもしれないが映画も映画で余裕の人生ワースト、今年のワーストもこれで確定でいんじゃないかってくらい下劣で『ビリギャル』にすらなっていない。話のつまんなさと自身の実力不足を人間像を極限までデフォルメする事で誤魔化している壊滅的な駄作としか思えない、しかもコメディに振り切れていないのが何より最悪。報ステと産経以外の栄養素を全て遮断されて成長したのかしらんが、女性を当たり前に馬鹿に描く事になんら躊躇いが無いのがむしろ凄い、一番簡単な話の組み立て方しかしていないお前が馬鹿だろうと。本人がなんのコンプレックス拗らせてんのかしれんが、自分のコンプレックスを他人のコンプレックスを蔑む事で解消しようとすんのが一番ダサいから、そんな事すら気づけないなら一生映画なんて撮らない方がいい。東京行きたい東京行きたい盛んに言ってましたけど舞台我孫子でしょ?常磐線で一本じゃん、つか撮ってんじゃん、勝手に行けよ。最後に盛り返そうとしたって開始5分でマントルまで潜ってるし日本最強のラッパーこと藤田朋子にパンチライン吐かせたところで何もかもが無駄。久しぶりにつまらない通り過ぎて体調悪くなって何度もえずいてしまいそうになる作品だった。あと合唱コンクールのくだりのとこで突然ハミング始めた後ろのおっさんもマジでクソ、シネマカリテは魔境。こんなクソみたいな作品が受け入れられてしまうならそんな世の中からこそ抜け出したい。こう言う観客が馬鹿である事を想定して撮ってる作品が一番腹立つ。
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