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北風アウトサイダーのkazu1961のレビュー・感想・評価

北風アウトサイダー(2022年製作の映画)
4.4
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-434
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋これはこれは、関西人にとってはある意味、身近に感じる問題。。。もう、痛いけどとてもツボの作品でした。。。大阪生野区ならではの大阪弁、ボケとツッコミ、泣いて、笑って、また泣いて。。。在日朝鮮人の家族愛、母親の愛、兄弟愛、仲間の愛。。。在日朝鮮人と組織、朝鮮◯◯との関係性、そしてヤクザ。。。もう考えさせられることがいっぱい、そして大笑い&大泣き。。とても素晴らしい作品でした!!

🖋1990年代以降の、在日朝鮮人家族の葛藤、人種的偏見辛さがリアルに伝わってきます。軸が在日朝鮮人家族からの目線、組織朝鮮◯◯との関係性。。。こういった設定には驚かされました。そして作品的にはその在日朝鮮人家族を救うために立ち上がった日本のヤクザのシーンには。。。

🖋本作、俳優・崔哲浩が監督と主演を務め、自身の経験を基に在日朝鮮人の兄妹の絆を描くヒューマンドラマです。大阪・生野で暮らす4人の兄妹が、偏見や困難に遭いながらも仲間や旧友らと協力し、たくましく生きていく様を描いています。救いがあるのはその家族愛と何と言っても関西弁、そのボケとツッコミの笑いがあらゆる辛さをオブラートに包んでくれるのに感動。

🖋そして俳優陣の演技の凄さ!!主演の崔哲浩の存在感と目力に感服しました。“家族とは、仲間とは。。。”人種的偏見に合いながらも、貧しくとも笑いと励ましを忘れない家族が力をあわせて、次々と襲いかかる人生の避け難い不条理と闘うその様はとても厳しくでもとても温かく、見るものに感銘を与える作品にでした。。。

😢Story:(参考: 公式サイト)
大阪府生野にある在日朝鮮人の町。みんなの母代わりであるオモニ(オカン)の葬儀が行われていた。15年前に失踪した長男・ヨンギはそこに現れない。オモニが始めた店の借金に追われ、ヨンギを除く3兄妹たちは途方に暮れる。そんな中、ヨンギが帰ってくる・・・。変わり果てた長男に困惑する兄妹たち。家族とは・・・。様々な人の想いがすれ違うなかで、大きな愛によってはたして家族の絆は取り戻せるのか。

🔸Database🔸
・邦題 :『北風アウトサイダー』
・原題 : ※※※
・製作国 : 日本
・初公開 : 2022
・日本公開 : 2022/02/11
・上映時間 : 151分
・受賞 : ※※※
・監督 : 崔哲浩
・脚本 : 崔哲浩
・原作 : ※※※
・撮影 : 貫井勇志
・音楽 : Les.R yuka / 野島健太郎
・出演 : 崔哲浩、櫂作真帆、伊藤航、上田和光、永倉大輔、松浦健城、竜崎祐優識、並樹史朗、岡崎二朗、浦川奈津子、遠藤綱幸、佐野いずみ

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
大阪・生野の在日朝鮮人の町で暮らす兄妹の絆を描いた人情ドラマ。劇団野良犬弾の主宰者で俳優の崔哲浩が自身の半生を基に監督・脚本・主演を務め、人種的偏見や貧困といった厳しい状況の中でも笑いと励ましを忘れず困難に立ち向かう家族の姿を描き出す。生野にある在日朝鮮人の町で、みんなの母親のような存在だったオモニの葬儀が行われていた。しかし15年前に失踪した長男ヨンギの姿はそこにはない。ヨンギを除く3兄妹は、オモニが営んでいた店の借金に追われ途方に暮れる。やがてヨンギが帰ってくるが、兄妹たちは変わり果てた彼の姿に困惑してしまう。
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