映画武士道

ブドウ畑で離さないでの映画武士道のレビュー・感想・評価

ブドウ畑で離さないで(2017年製作の映画)
3.7
あらかじめ言っておきますが、ストーリーとして何の捻りもございません!
ワイン系農場ストーリーの鉄板プロットですね。
ワイン畑を受け継いだ男女二人組が仕事を通して恋愛関係になっちゃう!
ワイン系映画このパターン多すぎじゃないですか?

あらすじとして
主人公の男と女は元々はカップル。
男の方は早くに両親を亡くし女の叔父にあたる元のワイン農園のオーナーに育てられ仕事も受け継いだ血縁関係はないものの、実質養子。
女の方は夏休みになると毎年元のワイン農園オーナーの叔父の家に遊びに来ていた元ワインオーナーの唯一の血縁で現在は弁護士としてNYでバリバリ働いているキャリアウーマンです。
ここ数年は全く叔父の家に顔も出さなかったらしく叔父の見舞いはおろか葬儀にも参列していなかったのにワイン農園の遺産相続のために現れます。
遺書にあったその条件と言うのが、弟子であり実質養子である男主人公と1シーズンすごしワインの収穫まで一緒に業務を行うというもの。
これも恋愛ものによくある契約恋人のプロットの一種ですね。
最初は以前破局したカップルなだけにギクシャクするものの、一緒に作業をしているうちにまたアツアツの関係になっちゃういつものパターンがやってきます。テンプレ展開なのでもう約束された未来のようなものなのでこのあたりは最初からわかりきった展開ですね。
わかりきってはいるものの、この展開は嫌いじゃありません!
こういうストーリーを見るとワインが無性に飲みたくなります。
それどころか田舎暮らしを始めたくなる、ワインづくりをしたくなる一種の洗脳効果がありますね!

内容としては基本それだけです~。
一応サイドストーリーとしてレストランの女の子とイケメン御曹司の恋模様なんてのも入ってますが印象が全然残らないのでないも同然!

ただただ田舎暮らしとワインが飲みたい~という気持ちを堪能する作品ですね!
内容は陳腐だな~と思いますがワイン飲むよう動画としての需要を感じます。(コーヒー動画とか見てる人はこの気持ちわかるかも。youtubeとかでASMRでコーヒーショップ動画みたいなのがあってそれを見ながらコーヒーを飲むといい感じ!みたいなのです)

知ってる人もいるかもしれませんがアメリカは世界第四位のワイン生産国でワイン大国でもあります。
日本のゲーム会社のカプコンの社長がカリフォルニアでワインを作っていてかなり高い評価を受けていたりするようです。
作中に出てくるようなカリフォルニアワインを飲みながら週末に見るには、なかなかいい作品だと思います。
カリフォルニアワインは手ごろなですし。ぜひともワインをご用意して見るのをおすすめします。

あとこの映画を見ながら思ったのがワイナリーを所有していることで有名なブラッドピットとアンジェリーナジョリーの元夫婦です。
ブラッドピットは現在ワイン造りに情熱を燃やしていて南フランスにワイナリーを持っているのですが、そのワイナリーの土地を無断で元の奥さんのアンジェリーナ・ジョリーが売却して大騒動になってるみたいです。

アンジェリーナとは邸宅と敷地内のブドウ畑のどちらも相手の同意なしに売却しないことで合意していたが、昨年10月、アンジェリーナはワイン事業のために立ち上げたヌーベル社をブラッドの許可を得ることなく第三者に売り払った。
らしい。
ブラッドピットはワイン造りに夢中なのにこの仕打ちは酷いと激怒、訴訟問題に。
元々あんなにおしどり夫婦な感じですごくいい夫婦だったのに、なんでこうなった・・・
ブラッドピットとアンジェリーナもこの映画のように一緒にワイン造りでもして、また仲良くなってほしいですね~
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