ちる

私ときどきレッサーパンダのちるのネタバレレビュー・内容・結末

私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

ただただ、ひたすらレッサーパンダに申し訳ないという思いです

今まで3.0を最低評価にしてきましたが、今回ばかりは例外的措置をとらざるを得ません
言論の自由を後ろ盾に、この溢れんばかりの罵詈雑言をあってないような良心のフィルターで濾しおろして、できるだけ丁寧にこの不愉快の正体をここに残しておきます

・無条件に好意を抱けるような魅力的なキャラクターが皆無
・特定の人種・性別・家族的役割に不快感を与えかねない性格の誇張、演出
・思春期特有の性に関するデリケートな話題への配慮の無さ
・自身の過去の経験を尽く無駄にし娘のレッサーパンダ化を積極的に後押しするあまりにも病的な母親
・同級生をカモにカネを巻き上げる貪欲さ
・コンサートにタダで参戦する畜生さ
・母赤パンダによる余裕で死者が出る他人を蔑ろにする振る舞い(しかもその行為に至る動機があまりにも弱い)
・開き直って多くの人に迷惑をかけた赤パンで金儲け(借金返し)をする気持ち悪さ
・そして何より、作中延々と見せられる自他の境界が融解した親子(家族)のしんどさ

これは少子化の波を後押しするネガキャンの一環なのでしょうか
親に植え付けられた期待や理想によって生かされる幼少期を経なければいけない全ての子供が気の毒に思えて、世の少子化が実に真っ当な流れに思えました
今作を通して人の親になることの身勝手さ、気持ち悪さを直に感じ、世の少子化を積極的に後押ししたいという思いに至りました、ありがとうございました
ちる

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