序盤の掃除場面でチラリと映る子どもの落書き、壁の落書き、ノートの落書き、ロッカーの落書き等アクションを連鎖させるイラスト類。掛軸やその裏の巻物、尻尾メーター、地面の円を経て、堂々と展示される尻尾メーター。絵の開示と子どもの巣立ちがセットのアニメーション。灯籠下部に書かれたと思しき落書きが省みられることなく、あの瞬間だけにしか映らなかったのは結構驚いた。ちょっとだけ『アルマゲドン・タイム ある日々の肖像』を連想(同じ2022年の映画だった)。
最も良かったアクションは、学校での変身→脱走で街中を疾走しているときに路肩駐車した車の車道側の側面に隠れたら、背景の歩道側を走る少年のスケボージャンプ。あれはほんとに良かった。
