TooruHirono

ブルー・バイユーのTooruHironoのレビュー・感想・評価

ブルー・バイユー(2021年製作の映画)
4.0
ブルーバイユー/2021年/アメリカ

トランプさんを始めとした移民政策を否定(反対)する、現在のアメリカ社会を象徴したストーリーなんだろうね、市民権や永住権を持った人々にとっても政府が変わると政策も一変してしまう。
指導者によって戦争もしてしまう国があるように。
とてもシビアで人それぞれの恣意的で差別的な行動が人一人の人生を変えてしまう悲して重たい映画(*_*)

韓国で生まれて養子となったため、3歳からアメリカに住むアントニオは、シングルマザーのキャシーとその娘ジェシーと3人で暮らしていたが、些細なことで警察に逮捕されてしまい、そのまま移民局へ移され、数十年前の書類不備のため強制送還されることになった。相談した弁護士には手付金として5,000ドルを請求され、裁判の証言に来てもらうため養母に依頼するが断られてしまう。さて3人の運命は。。。というお話。

主演で監督も務めるジャスティン・チョンはお初でしたが、悲しく哀愁な表現が強烈で素敵、そしてやっぱりアリシア・ヴィキャンデルは、どんな役でも無難にこなし、なのに印象的なインパクトを与えてくれる女優さん(おそらく今回の役はアメリカ人設定だけどスウェーデンの方)。彼女の映画をみるといっつも妻に「あなた、この子ほんとすきだよね」と毎回アリシア・ヴィキャンデルの映画を見てるように言われる、たしかにさ、好きだけどさ、たぶんさ、一番きれいじゃん(個人の感想)^_^

ブルーバイユー=青い入り江

アリシアが歌う【ブルー・バイユー】は切なく、サブリミナルにたびたび映し出される【ブルー・バイユー】は薄暗く神秘的、この物語を象徴しているパーツなのかな。

人種差別や国際的な養子縁組によるトラブルなどフィクションだが、アメリカ社会には現在進行形で起こっている日常的な出来事、差別がなくなる社会はくるのだろうか( ´Д`)y━・~~

ぜひみてーーーー!
TooruHirono

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