母ちゃん

ブルー・バイユーの母ちゃんのネタバレレビュー・内容・結末

ブルー・バイユー(2021年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

No.3

あれ?何だろう?

養子縁組の落とし穴によって強制送還されてしまうアントニオだが何故か同情出来ません。

血の繋がりのないジェシーをあんなに可愛がり、誕生する我が子を待ち望む三人の姿はまさしく家族でした。前科のあるアントニオだが根は良い奴なんだろうってのも分かる。だけど常に彼を縛っていたのは幼い頃の記憶。母親に捨てられた…いや、殺されそうになった記憶。

誰よりも家族の繋がりを欲していたからこそなのだろうけど選んじゃダメな方にばかり流される。弁護士費用を窃盗で賄ったり、何をしてでも強制送還を免れなくてはいけないのに養母には頼みたくないとか。言ってることとかやってる事がアホ過ぎる。キャシーからしたらたまったもんじゃないよね。家族の事を考えているようで自分の事しか考えてないんじゃないかと思う。バイクで湖に飛び込で過去を克服したみたいだけどアレも何?全部自分本位でキャシーとジェシーの事考えてるのかと聞きたい。

最後はジェシーの叫びで見ているこっちも(´;ω;`)ブワッってなります。そうなの。この映画はただただジェシーが振り回されて可哀想なの。

養子縁組の都合で強制送還されて家族がバラバラになってしまう辛い現実を訴えかけているいるのだろうけどね、私には両親に振り回されて子供が一番の被害者じゃないかいって思う。

あんなに懐いて自分でパパを選んだって泣きながら言ったジェシーが…(´;ω;`)ウゥゥ

所でジェシーの実父のエースは何をしたんですかね?あんなに嫌われるって一体どんなん事したのか気になる。
母ちゃん

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