ガリレオ・ザ・ムービー第3弾。原作未読。
連ドラの雰囲気と違い、毎回この劇場版シリーズは心の琴線に触れるようなやるせない重厚なストーリーを展開してくれる。
そのお陰でドラマのコンテキストが無い一見さんでも１本の映画として楽しむことが出来る親切設計にもなっているんだけど。
今作はとにかく俳優陣が素敵。
岡山天音さん、この手のエモ系作品には欠かせない素敵な若手俳優になられました。
全く歳を取らない福山さんと対比して、順当に歳を重ねて色気も貫禄も増した北村一輝さんの苦悩の演技も素晴らしい。
そして豪華俳優陣の名演合戦に完全に溶け込んでいる飯尾さんもお見事。
全ての登場人物に感情移入させるには少々尺が足りない印象は受けたけど、きっとこの映画をこれ以上引き伸ばしても間伸びは免れないだろうし、この映画はこれでいいんだと思う。
東野さんの本を読んでみたくなりました。
